カメラをWebカメラ化 格安キャプチャーデバイス「CHD201」

「オンライン〇〇」が日常になった2020年

コロナショックによって、オンラインでの会議や授業を行う機会が増えたことにより、多くの人が必要に迫られWebカメラや外部入力マイクを購入したことと思います。

2020年の緊急事態宣言後、企業のテレワークや在宅勤務への移行が進み、ミーティング形式がオンライン中心となったことでPC用のWebカメラのニーズが一気に高まり、オンラインショップや家電量販店の店頭では、Webカメラの売り切れが相次いでいました。私の勤務する学校でもオンラインでの授業配信が安定的に行えるよう全教室にWebカメラを設置するべく当時必死にWebカメラの確保をした思い出があります。

カメラをWebカメラ化するには

新型コロナウイルスがニュースなどで取り上げられてから、約1年が経ちました。オンライン会議やオンライン授業を日常的に行うようになると、映像・音声をより良い質にするために、カメラをWebカメラから「一眼レフカメラ」にグレードアップしたり、クリアな音声を求めてイヤホンマイクから「コンデンサーマイク」に変えるなど、環境改善をしたくなるものです。

既にデジタル一眼レフカメラを持っている場合には、そのカメラをWebカメラとして有効利用することができますが、カメラからの映像をパソコンに取り込むためには「キャプチャーデバイス」というハードウェアを利用して、カメラとPCを接続する必要があります。

オンライン配信にカメラを用いると…

一眼レフカメラやビデオカメラは一般的なWebカメラよりも高画質なため、きめ細かな映像を映すことができます。さらに一眼レフカメラやビデオカメラを使用することによって、撮りたいもの(被写体)にレンズを向けたりズームしたりすることも容易に操作でき、カメラがもつオートフォーカスや光補正機能をそのまま活かしてオンライン配信を行うことができます。

緊急事態宣言直後当時は、そこまでキャプチャーデバイスの種類も多くなく、1つあたりの値段も高価なものでした。コロナ禍になる前までは、一般的な普及品としては、I-O DATA社のHDMI-USB変換アダプター「GV-HUVC/S」が有名でしたが、昨年末に格安なキャプチャーデバイス「CHD201」が発売されました。(Amazonなどのサイトでは中華製のものが以前から出回っていましたが、安心できる1国内ショップからの販売として今回SOUNDHOUSEが販売しているものを取り上げます)

カメラをWebカメラ化して安定的に使用するためには、バッテリーの代わりに常時給電用のACアダプターや映像出力のためのHDMIケーブルなどが必要となります。
(この辺りも今後記事にしていきたいと思います)

税抜980円!! 格安キャプチャーデバイス「CHD201」とは

以下の動画で簡単な製品の使い方が分かります

商品ページリンク: https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/280483/

製品情報 SOUNDHOUSE YouTubeチャンネルより
スペック

■USB2.0接続
■スティックタイプ
■入力解像度:4K60Hz
■入力映像フォーマット:8/10/12bit 深度
■出力解像度:1920×1080 @ 30Hz
■出力映像フォーマット:YUV420,JPEG
■出力映像フレームレート上限:30
■音声フォーマット:リニアPCM(モノラル音声)
■音声サンプリングレート:44.1kHz or 48kHz(配信ソフト側で設定)
■最大USBオーディオビットレート:16bit
■外形寸法:66mm x 28mm x 13mm

・USBカメラとして認識するため、OBS等の一般的な配信ソフトや、ZOOM、Microsoft Teams、Skype、Google Hangouts等で利用可能です。

[製品ホームページより引用]

商品スペック説明欄にあるように、あらゆるオンライン会議ツールや、ライブ配信ソフトなどにも対応しています。使用PCに関してもWindows・Mac関わらず使用可能です。

まとめ

USB-HDMIタイプのキャプチャーデバイス「CHD201」はオンライン会議やオンライン授業などでの映像配信程度には十分なスペックです。コロナショック前では、最低でも1万円ほどしていた機器が今では1000円足らずで買えてしまう時代になりました。

カメラを通して細かい文字を表示する、厳密な色を表現したい といった際にはややスペック不足な面も否めませんが単に一眼レフカメラを利用して「背景ボケのあるちょっと高画質な映像でオンライン会議をしたい」といった時には十分です。

私自身もオンライン会議やオンライン授業にて複数画面の切り替えスイッチャー(Atem mini)を必要としない場合、ここ最近自宅ではNikonD750と組み合わせてこのキャプチャーデバイスを使用しています。これまで在宅で3〜4時間続くオンラインの会議でも十分問題なく使用できます。数時間の使用で本体に直接触れられないほど熱くなるわけではないので、半日連続で使用するといった場合でなければ、特段の問題はないように思います。

このキャプチャーデバイス「CHD201」を販売しているサウンドハウスでは税込2,000円以上だと送料が無料になるので、音楽好きな方はギター弦やシールドケーブル、スティックなどと一緒に購入してちょうど良いですね。何個あっても便利なものなので、特に購入するものがなければ2個購入しても良いかもしれませんね。