2023年12月26日(火)実施の「令和5年度神奈川県情報部会主催『情報科実践事例報告会』」にて、「[続]人工知能と人間との関わり方を考える 〜AI(人工知能)が人を裁く未来〜」というタイトルで今年度もオンデマンド発表をさせて頂きます。
昨年度は、「人工知能の『学習』を通して、人工知能と人間との関わり方を考える」というタイトルで発表をさせて頂きましたが、[続]というタイトルにあります通り、今回は「人工知能と人間との関わり方を考える(前年度の発表内容)」を踏まえて、次のステップとして授業で取り扱っている題材の一つ(下図3B部分[新作])を発表させて頂きます。
「AIが人を裁く」と耳にすると少しSFの世界のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は実例として、東京大学の学園祭「五月祭」で行われた「AI裁判官(GPT4)による模擬裁判」を題材に、東京大学 AI法廷模擬裁判 実行委員の皆さんと共に、AI×司法について考えるコラボ授業を行いました。
今回の上図3Bに問わず(3Aも含め)個人的にAIに関する授業のテーマ設定として意識していることとしては、「現在の技術発展で実現可能性のある、そう遠くはない、あまり遠すぎない未来」、もしくは「運用が始まりかけているが、まだ一般レベルまでには普及していない」くらいの距離感のものを取り扱うようにしています。そのくらいの距離感のテーマ設定であれば、生徒も多少の現実味・根拠をもって、問いと深く向き合い、(世論や社会の声に流されず)自分なりに考えることが出来るように感じています。
発表動画では、簡単に当日の様子・学習内容をまとめておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。また、AI法廷模擬裁判に関する資料は、本記事の下部にまとめておりますので、併せてご参照くださいませ。
本発表の関連資料
テレビ局 公式X(旧Twitter)に映像があります
📺テレビ朝日 報道ステーション【@hst_tvasahi】
https://twitter.com/hst_tvasahi/status/1658112789624373249
📺NHK おはよう日本 公式 【@nhk_ohayou】
https://twitter.com/nhk_ohayou/status/1659314167411617792
🔗「東大五月祭『AI 裁判官』による模擬裁判で再認識 『人間裁判官』であるメリットと課題」(DG LAB Haus)
https://media.dglab.com/2023/06/05-aijudge-01/
🔗「ChatGPT 裁判官、殺人事件で「無罪」判決 東大生の模擬裁判、近未来を体感」(弁護士ドットコム)
https://www.bengo4.com/c_18/n_16023/
🔗「ChatGPT が裁判官?AI に裁かれる未来 受け入れますか」(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/05/special/ai-judgement/
📹「AI法廷の模擬裁判 リアルタイム配信 東大五月祭」
https://www.youtube.com/watch?v=bU6rg5QEe7s
💻「プロンプトについて」
https://note.com/aimocktrial/n/nd4160382f477
📕「脚本について」
https://docs.google.com/document/d/1QR1V1Hi9r7WN9Q4bpJJDw21HZZ4NvTpROsJPc52qjRE/edit?usp=sharing