2024年12月26日(木)実施の「令和6年度神奈川県情報部会主催『情報科実践事例報告会』」にて、「『自動認識技術』×『電磁誘導』を題材とした教科横断型授業」というタイトルでオンデマンド発表をさせて頂きます。
今年は、高等部3年生(物理選択)を対象に実施した「情報」×「物理」の教科横断型授業の実践です。 昨年度(2023年度)から行い,今年度で二度目の実践です。(各年度2クラスずつ行いました)
授業の趣旨は以下のとおりです。
授業の趣旨
私自身、授業では「体験」を重視し、大切にしています。今回の実践においても実際に体験を通して物事の概念や仕組みを知って理解することを大切にしました。
実際に「体験」をすることで物事の概念や仕組みを知り、それがどのようなものであるかを理解できれば、実際に「このような場面で使えるかもしれない!」といった形で、部活動や委員会の学校生活はもちろん、実生活や実社会の中でも役立てて活用できると考えています。
今回の実践における「(大きな)体験」は「自販機のリーダライタで自作コイルの通信距離を測定する」という内容です。
生徒からは「実際に体験をすることで、日頃の学習がどのように社会と結びついているのかよく理解できた」といった感想を多く聞くことができました。(その他の感想や回答結果[ワードクラウド]は、発表資料に掲載しております)
発表動画では、授業当日の様子や学習内容を簡単にまとめておりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
日常生活の中で利用している情報技術には、日頃から学習している物理の原理が多く応用されていることを知り、情報技術が人や社会に果たす役割と及ぼす影響について自分の考えを持つとともに、人間が安全かつ快適に利用できることを目指した情報システムの在り方について考える力を養う。
またこの授業では、ICカードと同様の仕組みのコイルを自作し、自動販売機のリーダ/ライタやIH調理器を用いてLEDを点灯させる実験を行う中で、電磁誘導現象を再考し、常日頃から現象や物事のつながりを見出す姿勢を養う。